記憶めぐり旅~人生の棚卸~

実体験で得た気づきや学びを探っていきます!!

やりたいことが見つからない僕

■”普通”を嫌う

 

 

 

 

 

 

ピーーーーーーーーーーー!!

「ファウルボールにご注意ください」

 

 

 

 

 

 

2013年4月某日…

同級生たちは社会人1年目として、

精を出して働いている頃…

僕は野球場のスタンドで、

笛吹のアルバイトをしていた。

 

(現僕)

自伝なのに22歳から書いている理由は、

主な目的は自己分析だからである。

機会があれば学生時代のことも、

書ければいいなと思っている。

 

学生時代、

就職活動を途中で辞めてしまった。

面接の練習やESの添削などの対策が、

「就活生コピー製造所」のようで…

 

面接も何回か受けたことはあるが、

7回目で嫌になってしまった。

「弊社を志望した理由は何ですか?」

「あなたの自己PRをお願いします」と、

同じ受け答えをするのが億劫だからだ。

 

(現僕)

複数の企業を受けているのに、

「御社が第一志望です」

的な感じで面接するのも、

嫌だったんだよな~

 

と思いながら、

「私が御社を志望した理由は~」

「私の強みを活かして~」

と製作所で用意されたような、

お決まりな台詞を話していた。

 

そんな自分も嫌で、

僕は就職活動を放棄した。

もちろん母や先生からは猛反対。

「普通は皆就職するんだ!!」

「なんで普通にやらないの!?」

 

このとき僕は大人から就職活動を、

「やらされる」のが非常に不快だった。

まるで反抗期だ…

中・高と反抗期はなかったらしいのだが、

ここにきて壮大な反抗期に突入したのだ。

 

(現僕)

全国のお母さん!!

反抗期は必ず来ますからね!!

中学生の頃にきたほうが、

多分ラクだと思いますよ!!

 

さらにたちが悪かったのが、

反抗のみで代案はないことだ。

就職しない代わりに、

何か行動することもない。

 

ただどうしても、

「大人になって将来やりたいこと」

がどうしても想像できなかった。

 

就職がダメなら起業しようか…

そう考えたこともあったが、

やはりやりたいことがなかった。

 

やりたい仕事…

縛られない自由な時間…

お金を稼いで実現したいこと…

何もなかった。

 

この頃から趣味も特技も、

何もなかった。

部活でサッカー部に所属していたが、

自慢できる程の腕前ではなかった。

 

新しく趣味を見つけたり、

特技を身に付けたりする気もなかった。

ただ何もしないことも嫌いだったので、

野球場でアルバイトをしている。

 

この頃の僕は…

将来に夢も希望もない、

就職活動に失敗した

”普通”のただのフリーターだった。

 

(現僕)

本当にあの頃は、

「あれやれ」「これやれ」

と言われるのが嫌いだったな。

「他人の意見を聞くのは弱者」

という謎の価値観が当時はあった。

 

■僕の好きな生き方

 

この生活は楽だった。

辛いこともそんなにないし、

試合が終わるまでスタジアムにいれば、

給料がもらえる。

 

ただ、

つまらなかった。

とてつもなく退屈だった。

 

これといった趣味もなく、

休みの日はひたすらゲーム。

好きなわけではなく、

時間を消費するために行っていた。

 

(現僕)

このとき初めて、

パワプロのペナントを

最後まで終わらせたっけ(笑)

 

 

 

 

 

 

「暇だ」

 

 

 

そんなときふと考え始めた。

どうして退屈だと感じるのか…

どうしたら退屈ではなくなるのか…

 

未来を考えることは苦手だったので、

過去の出来事から考えた。

今までの自分の取った行動から、

好きな生き方を模索してみた。

 

紙とペンを取り出し、

机に向かった。

 

まず「できない」「嫌い」なことを、

除外することから始めた。

僕は昔から物事を決めるときは消去法だ。

そうやって消去するものを、

片っ端から紙に書き出した。

 

嫌いなことで挙がったものが、

「先輩からの命令」「合唱コンの練習」

「〇〇しなさいと言われること」

などだった。

 

昔から命令されることや、

やることが単純すぎることが

嫌いだったようだ。

 

一方で、

「自由研究」「作文」「図工」

といったものも挙がった。

何を作るか決めることが、

苦手だったからだ。

 

振返ってみると、

無から有を考えることが

大の苦手だったなと感じていた。

「なんでもいいよ」と言われると、

困った記憶しかない。

 

つまり僕は「これやって」と、

”誰かから指示されること”が嫌い。

にもかかわらず、

「なら自分で考えてやろう」と

”新しいことを始める”のも嫌いなのだ。

 

(現僕)

なんてわがままな人間なんだろうか…

「これやって」→「嫌だ」

「じゃあ自分で考えて」→「無理」

という状態ということだ。

なるほど友人が少ないわけだ…

 

では逆に好きなことは何なのだろうか…

「楽しかった出来事」を思い出し始めた。

「旅行の企画」「サプライズ」

「夏休みのタイムスケジュール作り」

などが挙がった。

 

あれ?無から有考えてないか?

先生から指示もされたんじゃない?

と思ったのでさらに思い出してみた。

 

そういえば企画系に関しては、

最初に手を挙げたわけではなかった。

誰かが企画した案に、

面白そうだから便乗した流れだった。

 

確かに先生から指示をされて、

タイムスケジュールを作った。

だが決まったことをする作業ではなく、

自分で試行錯誤する余地があった。

 

どうやら僕は誰かが決めたり

誰かに指示されたことでも…

”試行錯誤すること”ができ、

”自分で選択できること”が

好きなようだ。

 

何が食べたい?

と聞かれると困ってしまうが、

お店に入ってから

このメニューの中で何が食べたい?

と聞かれれば選べるのだ。

 

こうして僕は、

自分の好き・得意な生き方を

見つけることができた。

 

(現僕)

当時からこのような考えで、

行動できたわけではない。

無意識に行動していた。

 

今はかなり有名になった、

「マコなり社長」の動画を

僕はよく観ている。

 

「できないことはやらなくていい」

と動画内でよく発信している。

短所を直すのではなく、

長所を伸ばす教育を重視しているようだ。

 

「あ、これ昔やってたな…」

と思ったのが上記のエピソードだ。

やりたいことが見つからない人は、

消去法で考えてみてほしい。

 

「これならやってみてもいいかな」

くらいに思っているものが、

意外に「やりたいこと」かもしれない。

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